劉備廟の由来

中国にはたくさんの廟がある。孔子を祀った孔廟、岳飛を祀った岳王廟、などである。もちろん、三国志の英雄の廟も各地にある。関羽の関帝廟、孔明を祀った武侯祠、呉でも呉王廟や丁奉の総管廟などがある。こういった各地の廟をおとずれることは、三国志ファンにとっても充足した体験である。
三国志の廟は、中国以外にも各地に建立されている。関帝廟は日本を含む各地にあるし、ベトナムには士ショウの廟があったりする。そして、台湾にも劉備の廟がある。

きっかけは、わたわたが台湾劉備廟を訪問したことであった。有志が建てたという台湾唯一の劉備廟。感動した彼は、帰国後掲示板に書き込んだ。
「いつか、私も劉備廟を建設したい」
掲示板を見たサル甘寧は驚き、感動した。なんとすばらしいことだろう。三国遺跡マニアとして、いつかは遺跡を持ちたい。マイホームならぬ「マイ遺跡」、一国一城の主。まさに、これぞ男のロマンではないか!!
「やるぞ!いつの日かではなく、いまやろう!劉備廟、建設しようではないか!!」

一人の夢は、みんなの夢。妻・麗麗、暇人・チュウ太郎といったメンバーを巻き込み、幾多の苦労を乗り越え、私たちは一意専心・劉備廟の製作に邁進した!

そして、2012年1月21日。ついに開廟の日を迎えることができたのだ。日本初の、そして現時点では日本唯一の劉備廟。
まだ、神棚くらいの大きさではある。しかし、これを大きく育てていきたい――。日本の、そして世界中の劉備ファン、そしてすべての三国ファンと共に。


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