日本


横浜関帝廟
所在地
日本国横浜
解説
恐らく日本で最も有名な関帝廟であろう。日本最大の中華街の中にあり、地元民の関羽に対する信仰は深い。外国人も含め観光客も数多く訪れる。 横浜関帝廟
現況
殿内にはおなじみ関羽・関平・周倉トリオの像が置かれている。大陸の像と明らかに異なるつくりで非常にスマートだ。殿内は500円払わないと参拝できなかったはずであるが、今回は“無料”の文字があったような…。敷地面積は日本の横浜というだけあってそれほど広くはない。7月には関聖帝君祭が催される。(2000年6月)
交通
京浜東北線「関内」下車。駅から徒歩約10分。もしくは東京駅から30数キロ、徒歩約7時間。(95年9月遂行済み。)横浜中華街の中にある。
関連武将
関羽


神戸関帝廟
所在地
日本国神戸
解説
1888年、大阪にあった長楽寺の廃寺に伴い、これを現在の神戸の地に移転させ、同時に関帝も祀るようになったのが始まりである。現在ではどの宗派にも属さず、関帝廟として独立した寺院となっている。本殿に安置されている関帝像は1953年台湾から船で運ばれてきたもの。横浜のものと同じく、大陸の像とはかなり異なる。子供の火遊びからの出火や阪神大震災を乗り越え、現在は廟もほぼ修復された。 神戸関帝廟
現況
横浜とは違い住宅地の中にある神戸関帝廟は駐車場も兼ねている。一度は車を停めてみたい気がする。殿内の見学はもちろん無料。その上、住職らしき人の丁寧な解説までついてくる。大震災の時の苦労話などもしてくれた。がんばれ、神戸関帝廟!(2000年5月)
交通
阪神「三宮」駅下車、その後徒歩約20分。(近くに地下鉄の駅もある。)神戸中華街から近いといえば近い。
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関羽


万福寺伽藍堂
所在地
日本国京都黄檗山万福寺内
解説
1654年、中国福建省から渡来した隠元禅師が、故郷福建省の万福寺を紀念するために1661年に開いた中国風の寺院が、すなわち京都宇治・黄檗山万福寺である。境内の伽藍堂には関聖帝=関羽が祀られている。 万福寺伽藍堂
現況
日本に福建省の寺院を模した万福寺があるとは驚きだ。そしてさらに驚いたことに関羽がいるではないか!(2001年2月)
交通
京都よりJR奈良線に乗り「黄檗駅」下車。駅から見て東側に位置し、所要徒歩約5分。
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関羽


大阪関帝廟
所在地
日本国大阪府大阪市天王寺区勝山二丁目
解説
大阪にある関帝廟。はっきりとした由来は不明だが、神戸の関帝廟とは違い宗派に属していると思われる。 大阪関帝廟
現況
四天王寺付近にあるとはいえ、普通の住宅地に中に位置するため目立たない。近くで聞きこみを行ったが(まるで中国だ…。)結局誰も知らなかった。道一つ一つをダッシュで捜索しようやく発見!しかし門は閉ざされ、ピンポンを押しても何の反応もなし…。残念ながら中には入れなかったけど、御神体は門からちょっとだけ眺めることができる。(2001年2月)
交通
大阪市営谷町線「四天王寺前駅」下車後徒歩約10分。四天王寺の門から近い。
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関羽


小赤壁
所在地
日本国兵庫県姫路市木場
解説
高さ50m、長さ800mにわたって奇岩・奇石が露出する景勝地。文政8年(1825年)に頼山陽がこの地を訪れた時、この海岸が三国時代の戦場「赤壁」に似ていることから「小赤壁」と名付けたといわれている。 小赤壁
現況
うん、言われてみれば三国遺跡の至宝「赤壁」に似ている。こっちは海岸沿いなので、小赤壁の方がスケールが大きいかも。海水もきれいだし。小赤壁の上が小赤壁公園となっており、すばらしい景色を一望出来る。(2001年3月)
交通
山陽電鉄「八家駅」下車後徒歩約20分。駅からそのまま南下し、標識に沿って行けば到着。


立川関帝廟
所在地
日本国東京都立川市
解説
立川中華街のオープンと共に、なんと関帝廟も建てられた。但し廟と言っても寺社ではなく、関羽像があるのみ。“関帝廟”として認められるには本来厳しい規定があると言う。 立川関帝廟
現況
他の関帝廟を想像して行くとがっかりするかもしれない。それでも関羽が立川にいるだけでうれしい!わたわたの実家から最も近い関帝廟。中華街は駅ビルのフロアに展開されているだけだが、本格的な中華料理を味わえる。(2001年10月)
交通
中央線立川駅下車。駅ビル「立川グランデュオ」7F。
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関羽


犬山城
所在地
日本国愛知県犬山市大字北古券65-2
解説
別名『白帝城』。江戸時代の儒者荻生徂徠(おぎうそらい)が、『朝辞白帝彩雲間、千里江陵一日還、両岸猿声蹄不住、軽舟己過万重山』(李白作)の詩から命名したと言われている。長江三峡の沿岸にある白帝城、木曽川のほとりにある犬山城、ロケーションは確かに似ている。
犬山城は1537年の築城、初代城主は織田信康である。現在は国宝に指定されている。
犬山城
現況
天守閣を含め城の規模は大きくはない。しかし国宝に指定されているだけあって、なかなか見応えがある城だ。天守閣から眺める木曽川もきれい。(2001年7月)
交通
最寄駅、名鉄犬山線『犬山遊園』駅。車で行った方が便利。


沖縄関帝廟
所在地
日本国沖縄県那覇市波上宮隣
解説
この地は琉球王朝・中山王の時代から中国とのつながりが強い。関帝廟は中国から渡来した人々が建てた至聖廟(孔子廟)の中にある。つまりメインは孔子だが、同じ敷地内に関羽と天妃がまつられている。 沖縄関帝廟
現況
那覇の中心地から近く至聖廟まではアクセスも楽。でも正門が閉まっており、敷地内をのぞくと修理中の様子。東京からはるばる来たのにこのまま帰れるか!とメラメラ燃えてみると、右横に入り口を発見。実は正門は孔子専用の為、常に閉まっているんだそうです。(2002年6月)
交通
「波上宮」隣。頑張れば那覇市街地より徒歩でも行ける。
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関羽


中華会館
所在地
日本国函館市大町1-12 中華会館
解説
函館の華僑が資金を捻出して1910年に完成した関帝廟。当時、中国より大工、彫刻師等を招き、資材も中国から調達。壁には赤レンガが使用され清朝末の建築様式となっている。非常に歴史的価値のある建物。
以前は中国領事館が置かれていた。
現況
最近は建物の傷みを避ける為、ほとんど対外開放をしていないと聞いていたので、見学できたのはラッキーと言える。日本国内の他の関帝廟とは一線を画す建築様式。赤レンガは一見中国風には見えないが、実はセンス抜群と感じる。
※会館期間は一般的に夏のみ。(03年8月)
交通
末広町電停で下車後、東坂を上った左側。ちなみに私は、愛機CBR400RRで北海道ツーリングの途中で立ち寄った。
関連武将
関羽

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